2024年6日、チリ南部のランコ湖周辺でヘリコプターが墜落し、乗っていたセバスティアン・ピニェラ前大統領(74)が死亡しました。
ピニュラ前大統領本人が操縦をしており、離陸直後に操縦不能になりました。
そのまま湖に墜落し、死因は水死とのことです。
日本でも沖縄県・宮古島沖で2023年4月、陸上自衛隊のヘリが墜落して10人が死亡した事故がありました。
とてもショッキングな事故だったので、今でも鮮明にニュース速報を覚えています。
このような墜落事故はよく耳にしますが、なぜ起きてしまうのでしょうか。
今まで墜落事故で亡くなってしまった有名人についても調べてみました!
ヘリコプター墜落事故件数
ヘリコプターは事故が多い印象がありますが、実際には航空機の中でも事故が少ない乗り物です。
以下は国土交通省航空局がまとめた事故件数です。
年 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
飛行機 | 15 | 8 | 13 | 10 | 7 | 9 | 5 | 16 | 9 |
ヘリコプター | 3 | 2 | 5 | 3 | 2 | 3 | 3 | 3 | 5 |
ヘリコプターよりも飛行機の方が事故件数が多いのがわかりますね。
ヘリコプター墜落事故が起きる原因
ヘリコプター墜落事故が起きる原因は主に3つあります。
- 過酷な環境下での飛行。
- 操縦経験の浅い訓練生の事故。
- 操縦者の体調異変によるもの。
危機管理のテキストでは人的要因が事故全体の70〜80%にもなると説明しています。
人間は必ずミスを起こす存在であり、機械も必ず故障するということを忘れてはいけませんね。
パイロットの空間識失調とは?
航空機のパイロットが飛行中に平衡・方向感覚を失い、混乱状態に陥ることがあり、それを空間識失調(spatial disorientation、vertigo、SD)といいます。
その原因は多種多様で、高速度で移動することによる感覚異常、主観的な疲労の影響、経験の差などがあります。
米軍では2002年〜2011年の10年間、米陸軍で起きたヘリコプター事故のうち、100件がSDに関係していたとのことです。
ヘリコプター墜落事故で亡くなった有名人
①コービー・ブライアント
コービー・ブライアントは、米プロバスケットボールNBAのスーパースター選手でした。
2020年、41歳という若さでヘリコプター墜落事故で亡くなりました。
ブライアントさんと13歳の次女ジアーナさんを含め、乗っていた9人全員が死亡したといいます。
②坂本九
③石田紀子
テレビドラマ『燃えろアタック』や『おしん』などにも出演していた女優でタレントの石田紀子さん。
石田さんは女優として活動する一方で、日本初の女性ヘリDJとして活躍していました。
1987年8月2日の放送中に、乗っていたヘリコプターが墜落して亡くなりました。
④アリーヤ
アメリカで6歳から子役として活躍し、15歳で歌手デビューしています。
2001年8月25日、PV撮影を終えたアリーヤは、フロリダに向かうセスナ機が墜落し、22歳という若さでこの世を去りました。
⑤スティービー・レイ・ヴォーン
彼はアメリカ合衆国のギタリスト、作曲家、歌手でした。
1990年8月26日、公演終了後、シカゴ行きのヘリコプターに乗り込みますが、濃霧で視界を失ったヘリコプターがスキー場のゲレンデに墜落しました。
エリック・クラプトンのボディガードを含む乗員全員が亡くなりました。
まとめ
いかがでしたか?
今回はヘリコプター墜落事故の原因と、航空機事故で亡くなった有名人を調査いたしました。
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