電動自転車のように手軽に乗れるのが人気の「モペット」。
街中でも見かけるようになりましたね。
しかしルールを知らずにモペットに乗っている人が増えていて、事故が相次いで起こっているようです。
この記事では、モペットは免許が必要なのか、電動自転車との違いについてまとめています。
モペットは免許不要?
結論から言いますと
2024年3月5日に閣議決定された道交法改正案では、
電動モーターで走るペダル付きバイク「モペット」について、
モーターを止めた状態で走行しても原付きバイクの運転に該当すると明確化しました。
モペットは一見自転車のようですが、原付バイクと同じ扱いになるということです。
モペットと電動自転車の違い
モペットとは「モーター」と「ペダル」が語源で、元は原付のことをそう呼んでいました。
見た目が電動自転車とそっくりですが、一体モペットと電動自転車の違いは何なのでしょうか?
モペットと電動自転車の違いはこちらです。
- 自走能力
- 法的規制
- 装備と保険
詳しく見ていきましょう!
モペットと電動自転車の違い:①自走能力
モペットと電動自転車は、エンジンやモーターの仕組みが異なるため、自走能力に違いがあります。
- モペット:総排気量50cc以下、または600ワット以下のエンジンやモーターが搭載されており、ペダルを漕ぐことなく進むことができる。
- 電動自転車:電動モーターが搭載されているが、人がペダルを漕ぐ必要がある。
モペットはモーターを使用せずに走行することも可能です。
ペダルをこいで人力で走行したり、スイッチを切り替えて電動アシスト自転車モードで走行することができます。
しかし歩道を走ることはできませんので、歩道ではエンジンを切って手で押して歩きましょう。
モペットと電動自転車の違い:②法的規制
モペットと電動自転車は、道路交通法上の取り扱いが異なります。
- モペット:原動機付き自転車に分類されるため、運転免許が必要。
- 電動自転車:一般的には自転車の扱いになり、運転には特別な免許は不要。
モペットは原付の扱いになるので、当たり前ですが「二段階右折」や標識に従って走行する必要があります。
交通違反で摘発されたり、事故を起こしたりして「知らなかった」では済まされません。
無免許でモペットを運転した場合の罰則は「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。
モペットと電動自転車の違い:③装備と保険
モペットと電動自転車は、乗る時に必要装備や保険の加入有無も異なります。
- モペット:自賠責保険の加入やナンバープレート、ヘッドライト、ウインカー、テールランプ、ヘルメットの装備が義務付けられている。
- 電動自転車:一般的に自賠責保険は不要。法的に要求される装備としてもモペットほど厳格ではなく、ヘルメットの着用は努力義務とされている。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、モペットは免許が必要なのか、電動自転車との違いについてまとめてみました。
モペットとは
- ペダルを漕ぐことなく進む乗り物
- 運転免許証が必要
- 自賠責保険の加入やヘルメットなどの装備が義務
ルールを守り、安全に利用しましょう!
コメント